鉄骨の仕事で難しい作業とは?
鉄骨の仕事で難しい作業はいくつかありますが、実際には経験が必要だったり、集中力が問われる場面を指すことが多いです。
例えば、高所での作業。
鉄骨工事といえば、高い場所での作業がつきものです。
ビルの骨組みを組む時なんて、10階、20階以上の高さでの作業になることもあります。
風が吹く中でのバランス感覚や、安全帯の付け方・動き方など、最初はみんな緊張します。でも逆に言えば、慣れと経験で克服できるものでもあります。
「高いとこダメかも…」って人も、数週間で慣れてくるパターンが多いです。
そして精度を求められる溶接や取り付け。
鉄骨は「だいたい合ってる」で済まされません。設計図通りに、寸分違わずに部材を取り付けるのが大前提。
ほんの数ミリのズレが、後の工程に響いてきます。
特に溶接のときは、きれいなビード(溶接跡)を作る技術が必要。
これは職人さんの腕の見せどころです。
あとは、天候や現場状況への対応も重要です。
例えば雨の日。滑りやすくなるし、鉄は濡れると危険です。
暑い夏、寒い冬、風が強い日。そんな自然との戦いもあるのが鉄骨の現場です。
その中でも冷静に判断しながら、安全第一で作業を進めるには、経験とチームワークが欠かせません。
誰でも最初は素人。
でも、一歩ずつ、確実にプロに近づける仕事です。
2025.05.20