足場の重要性
工事を始める時、職人が最初にすることは足場を組み立てることです。工事現場における足場とは、いわば工事を正確に、そして安全に進める上で肝となります。
では、足場を組み立てることに手を抜いたさいにどのようなことが起きるのでしょうか。
- 命の危険
まずは何と言ってもこれが思いつく方は多いのではないでしょうか。高所での作業をする職人にとって命を守ってくれるのは足場だけです。
「空を歩いていながら、自分の足元だけ雲があるようなもの」という職人もいますが、その雲が消えてしまえば、命の保証をできるものはもはやありません。
- 工期に大きな遅れが出る
足場職人は足場を組み立てる仕事というのはみなさんお分かりかと思いますが、それと同時に足場を解体することを考えます。工事の進捗に合わせて片付けを考え、建物の建設が完了した際は速やかな撤収作業を終えないといけません。
工期に遅れが出ると、その分の人件費の上昇や顧客との信頼関係に傷がつきます。
足場は一見、完璧に組み立てられるのが当たり前に思ってしまうようなものですが、実はそこには足場職人の技術や苦労が詰まったものだったんですね。縁の下の力持ちである足場職人を目指すのも考えてみてはいかがでしょうか。
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2020.11.20
